星空の家

 学研「大人の科学」09号の付録はプラネタリウム。書店の店頭で見た瞬間「欲しいっ、これは買わねば」と思いました。さっそく組み立てて、スイッチオン!

 いきなり完成品です(^_^ゞ  時計は見ていませんでしたが、組み立て時間は1時間強くらいです。単3電池2本をさっそく入れてスイッチを入れると、ご覧のように黒い「恒星球」の中で豆電球が光ります。

 恒星球(上部)側の目盛りが月日、土台(下部)側が時刻です。この状態だと、2月中旬の午前零時ということになります。

 六角ナットの上の目盛りは、緯度を示します。奈良だとこんなもんかな。

 恒星球をはずしたところ。恒星球は薄いプラスチックでできています。折り曲げて両面テープで貼り付けるのが、ちょっと面倒でした。正12面体ですが、1カ所が土台取り付けのための穴になっています。

 恒星球は黒く塗ってあり、星の部分だけが透明です。内側からのぞくだけで、星空をみているような気分になります。
 学研の宣伝文句によると、この付録は大平貴之さんというプラネタリウム作者の指導を受けて設計したとか。大平さんの作ったプラネタリウムは、投影できる星の数がもっとも多いとしてギネスブックに載っているそうです。

 星の明るさは、透明部分(ピンホール)の大きさで表しています。真ん中の大きな星は北極星です。

それでは、部屋を暗くして投影してみましょう。

 北の空を、階段吹き抜けの天井に投影。2月中旬午後10時に設定しています。

 南東から、ほぼ真上にかけての夜空を子ども部屋で投影。真ん中上部にオリオン座が見えます。

 幻想的で楽しそうでしょ。寝室で一晩中点灯させたい、と思われる方もいるでしょうが、いかんせん乾電池式なので、電池交換が面倒だと思われます。充電式の電池はおすすめできないそうです。
 それと、撮影段階で30秒〜1分の長時間露光をしたうえに、画像ソフトで明るさやコントラストを調整したため、実際に目で見える以上にくっきりと「星」が写っています。プラネタリウムを天井近くにセットするか、壁に投影すると明るく見えますよ。